今月のワイン 2016年9月「ワインと郷土料理でフランス一周(1)地中海沿岸」

(1) Ch. de Vingtoneres Rosé 2014
●生産地 プロヴァンス地方
●格付け  AOC  Cotes de Provence
●生産者 Domaine Patrice Moreux
●品種サンソー50%グルナッシュ40%シラー10%

(2) Vinus Chardonnay 2015
●生産地 ラングドック地方
●格付け  Vins de Pays D’Oc
●生産者 Domaine Mas
●品種  シャルドネ100%

(3)Bourgogne Chardonnay 2011
●生産地 ブルゴーニュ地方
●格付け AOC Bourgogne
●生産者 Dm. Michel Picard
●品種 Chardonnay 100%

(4)CASSIS 2015
●生産地 プロヴァンス地方
●格付け AOC Casis
●生産者 Domaine du Bagnol
●品種 マルサンヌ30% クレレット30% ソーヴィニヨン・ブラン30%他

(5)La 50/50 2012
●生産地 ラングドック地方ミネルヴォア地区
●格付け Vin de Table
●生産者 Dm. Anne Gros &J.P.Tallot
●品種 カリニャン、サンソー、グルナッシュ

(6)Château Montus 2011
●生産地 南西地方メディ・ピレネ地区マディラン村
●格付け AOC
●生産者 Domaine Alain Brumont
●品種 タナ80%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%

今月の一押し

(3)Bourgogne Chardonnay 2011
●生産地 ブルゴーニュ地方
●格付け AOC Bourgogne
●生産者 Dm. Michel Picard
●品種 Chardonnay 100%
9gastu
●コメント
フレッシュ感と綺麗な酸味で飲み飽きない美味しさが楽しめます。柑橘系やリンゴのような豊かな果実味と、控えめな樽香が見事にバランス。 適度なコクが楽しめ、爽やかな酸味がすがすがしい上品なシャルドネの滑らかな喉越しのワインです。
コート・ド・ボーヌ(20%)とシャロネーズ(50%)とヨンヌ(シャブリ)地区(30%)のシャルドネ種を収穫後ステンレスタンクで発酵させ、小樽(228リットル)で8ヶ月熟成。
良く冷やしてアペリティフに、シーフード、甲殻類、白身魚のムニエル、お寿司などに合わせて。
●Domaine Michel Picard
ミッシェル・ピカールはフランス・ブルゴーニュのドメーヌ所有者として、またネゴシアン・エレヴェール(葡萄やワインを買って育てる酒商)として第一級の評価を受けるメーカーです。
コート・ド・ボーヌのシャトー・ド・シャサーニュ・モンラッシェに本拠を置き、ブルゴーニュ各地に合計135haの自社葡萄園を所有する生産者であり、ドメーヌしての規模はブルゴーニュのベスト3に数えられます。 取り扱い内容はブルゴーニュ全体に及び、ミッシェル・ピカールの商標でフランス国内は元より世界の市場に送り出しています。また、オスピス・ド・ボーヌの最大手落札者としても有名です。
●シャトー・ド・シャサーニュ・モンラッシェ
シャサーニュ・モンラッシェ村の入口にあるこのシャトーは、14世紀からの歴史あるものですが、現在は大手ネゴシアンとして知られるミシェル・ピカールの本拠地となっています。ミシェル・ピカールは、コート・ド・ボーヌとコート・シャロネーズに135ヘクタールの畑を持ち、6つのワイナリーを営んでいます。シャトー・ド・シャサーニュ・モンラッシェはそのひとつで、クオリティ志向のワイン造りを進めるミシェル・ピカールのフラッグシップ・ワイナリーの位置付けとなっています。どんなことでも新しい試みには、それなりの資金が必要になるものですが、ワインの世界でも、常に資金力のあるところが参入して、新陳代謝が行われてきました。そういう意味では、こうしたネゴシアン大手が、トップエンドのワイン造りを行うために投資するのは歓迎すべきことに違いないでしょう。いずれ、シャサーニュ・モンラッシェの代表的な生産者となりますと思われます。
●シャサーニュ・モンラッシェ
Côte de Beaune 地区の南にある Chassagne-
Montrachet は、辛口白ワインのなかで揺るぎない立場を Puligny-Montrachet と分かち合っています。中でもモンラッシェ畑は神格化されています。素晴らしい畑が、広く美しい斜面にブルゴーニュを代表する2大品種の Pinot Noir と Chardonnay が terroirs の複雑性を考慮され並んでいて、その真価を発揮しています。大理石の大きな石切り場があり、パリのトロカデロ、最近ではルーヴルのピラミッドに、ここのピンクとベージュの大理石が使われました。AOC の認定は1937年。標高 220~325mの斜面に広があります テロワールterroirs は頂上から、ローラシアンの絶壁、ジュラ紀カロビアンの急斜面、アルゴヴィアン泥灰土、ジュラ紀バトニアンの石灰質などと複雑な様相を呈しています。 Climatsによって、ジュラ紀地層の石灰質、砂利質、泥灰質、より砂質と多様です。

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