ワイン産地での霜と雹、洪水の被害 仏農水省

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ワイン産地での霜と雹の被害への対応について(農水省発表)

Episode de gel et grele dans les vignobles: Stepahne Le Foll assure

les viticulteurs de la pleine mobilisation des services de l’Etat

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フランスの様々なワイン産地が、この数週間、悪天候の影響を受けている。

4月下旬には、ロワール渓谷、ブルゴーニュ、そしてオード県までもが遅い霜

の被害を受けた。5月27日の雹まじりの雷雨は、特にヨンヌ県、シャラント、

ローヌ渓谷、南西地方で局地的に被害を与えた。この悪天候は、葡萄の芽や

葉に大きな被害を引き起こし、ばらつきはあるものの重大な収穫量の減少につ

ながる。

 

葡萄栽培については、収穫量の減少は保険でカバーされる対象となるので、

農業災害補償制度は適用しない。しかし、2017年の収穫に影響を及ぼすなどの

資金不足に対し、緊急の場合はこの制度を適用する。

 

被害状況の評価と、生産者を支援するために、国の力を総動員する。最終的な

損失は2016年の収穫が終わらないとわからないが、ステファヌ・ル・フォル農

相はすでに、各知事に対し、雹の被害を受けた区画の減税措置など、生産者の

救済措置について要請した。

 

またこの数年、このような悪天候が増えていることに対し、ル・フォル農相は、

収量保険を広める重要性についても再考を促した。現在、葡萄畑の面積の

25%弱しか保険に加入していない。

(フランス農水省プレスリリース、5/31)

 

5月下旬から6月初頭にフランスでおきた大洪水について、ル・フォル農相は6

月1日付けのプレスリリースで、被害を受けた農業者を支援するために必要な

ことを行うと明らかにしていた。6月6日のプレスリリースでは、各県に対し、

被害状況を可及的すみやかに評価することを要請したことを明らかにした。こ

の評価により、FNGRA(全国農業リスク管理基金、旧FNGCA)を作動させること

ができるであろう。6月15日に開かれる農業リスク管理全国委員会(CNGRA)で

は、最初の支払いを速やかに行うために日程を設定するべく、状況の検討が行

われる予定である。

(フランス農水省プレスリリースより、6/1,6/6)

(SOPEXA JAPON発行メールマガジンより引用)

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