今月のワイン 2016年4月 「旧世界と新世界 Sauvignon Blanc & Melrot」

(1)Beringer Fonders Estate S.B.2013
●生産地:カリフォルニア ナパ・ヴァレー
●格付け:無し
●生産者:Beringer
●品種: Sauvignon Blanc 75%以上

(2)Cloudy Bay Sauvignon Blanc 2015
●生産地:ニュー・ジーランド南島マールボロ地区
●格付け:無し
●生産者:Cloudy Bay
●品種: Sauvignon Blanc 100%

(3) La vigne Blanche 2014
●生産地:フランス ロワール地方サンセール村
●格付け:AOC Sancerre
●生産者:Henri Bourgeois
●品種: Sauvignon Blanc 100%

(4) Chateau L’Ermitage de la Garenne 2012
●生産地:ボルドー地方ピュイスガン村
●格付け:AOC Puisseguin Saint-Emilion
●生産者:Chateau L’Ermitage de la Garenne
●品種: Merlot 100%

(5) Blackstone/Merlot 2014
●生産地:カリフォルニア州モントレー
●格付け:無し
●生産者:Blackstone
●品種: メルロー79%、シラー13%、プティシラー4%、タナ2%、カベルネ・ソーヴィニヨン2%

(6) Chateau Pavillon Figeac 2008
●生産地:ボルドー地方サンテミリオン村
●格付け:AOC Saint Emilion Grand Cru
●生産者:Chateau Pavillon Figeac
●品種: Merlot 65%,Cabernet Franc 35%

■今月の一押し■

(6) Chateau Pavillon Figeac 2008
生産地:ボルドー地方サンテミリオン村
格付け:AOC Saint Emilion Grand Cru
生産者:Chateau Pavillon Figeac
品種: Merlot 65%,Cabernet Franc 35%

201604

●コメント
香りとしては、腐葉土、キノコ、皮、クコの実や、サンザシ、スモークなどが調和しています。
味わいでは、良い年にイメージしがちな甘いニュアンスではなく、しなやかで、熟成したニュアンスに、程よいメリハリと、力強く存在感のあるタンニン、きれいな酸味が、全体のバランスをきれいに整えています。時間と共に、また違う表情も見せてくれ、育ちの良さをしっかりと感じる美味しさもあります。
右岸の年と言われる2008年はポムロールに96点、サンテミリオンに92点(ワインアドヴォケイト誌)。
●シャトー・パヴィヨン・フィジャックPavillon Figeac
生産量の半分以上がシャトーで直接販売されるという、日本では非常に入手が難しいなサンテミリオンGC。シャトー(=畑)は、サンテミリオン最高峰シャトー・シュヴァル・ブランと小道を隔てて隣り合い、さらにフィジャック、レヴァンジルなどの銘シャトーに囲まれています。植え付け品種は、メルロー65%、カベルネ・フラン35%(手摘み100%)。シュヴァル・ブラン同様にカベルネ・フランの比率が高く、深遠で濃縮度の高いワインです。
土壌は粘土勝ちのサンテミリオンでは珍しく砂利や砂質が多く堆積しています。この特性を引き出すため平均樹齢は45年を下回ることはなく、収量を40hl/ha に制限しています。そしてシュヴァル・ブラン同様にカベルネ・フランの比率が高く、深遠で濃縮度の高いワインを造る。収穫はもちろん手摘みで選果台使い選果を行う。近年有機栽培に完全転換し、更なるテロワールの表現に力を入れています。

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