今月のワイン 2016年1月 「旧世界と新世界 Pinot Noir」

(1)Cremant de Bourgogne
Extra Brut Blanc de Noirs
●生産地 ブルゴーニュ地方
●格付け AOC Cremant de Bourgogne
●生産者 Frederic Magnien
●品種 Pinot Noir 100%

 (2)Bourgogne Chardonnay 2011
●生産地 ブルゴーニュ地方
●格付け AOC Bourgogne
●生産者 Dm. Michel Picard
●品種 Chardonnay 100%

(3)Pinot Noir 2013
●生産地オーストラリア/ヴィクトリア州/ヤラ・ヴァレー
●格付け なし
●生産者 Dm. Coldstream Hills
●品種 Pinot Noir 100%

(4)Pinot Noir 2009
●生産地 ニュージーランド マールボロ地方
●格付け なし
●生産者 Cloudy Bay
●品種 Pinot Noir 100%

(5)Bourgogne Pinot Noir 2008
●生産地 ブルゴーニュ地方サントーバン村
●格付け AOC Bourgogne
●生産者 Domaine Roux Pere & Fils
●品種 Pinot Noir 100%

(6)Savigny-les-Beaune 2000
●生産地 ブルゴーニュ地方サヴィニ・レ・ボーヌ村
●格付け AOC Savigny-les-Beaune
●生産者 Domaine Remoissenet Pere & Fils
●品種 Pinot Noir 100%

■今月の一押し■

(3)Pinot Noir 2013
●生産地オーストラリア/ヴィクトリア州/ヤラ・ヴァレー
●格付け なし
●生産者 Dm. Coldstream Hills
●品種 Pinot Noir 100%
201601
●コメント
外観は透明感のあるルビー、ほどほどの粘性。明るい甘露な果実味のあるキュートなピノ・ノワール。
香りとしては、凝縮感がありながら、とても焼きたてのトースト香水と共にキャンディ香があるピノ・ノワール。瑞々しい蜜の様な甘露さが感じられます。そのほか、アメリカンチェリーやラズベリーの様な溌剌とし、甘露な果実香、焼いたトースト、ミルクのアロマ。クローヴ、華やかなスミレや紅茶。燻製肉の香り。比較的樽がしっかりと感じられるのが特徴です。
味わいも極めてフルーティかつ華やか。他のオーストラリアのピノ・ノワール・ワインと比べると酸味は柔らかく感じられます。タンニンもきめ細かく、華やかな赤系果実やトースト、スミレのアフターが残ります。
インポーターコメント:「綺麗なルビーの色調。チェリーやブルーベリーのような凝縮感のあるアロマ。スパイス系の個性的な香り。フレンチオーク樽由来のバニラのような香りが複雑な深みを与えています。味わいは、豊かな酸味とシルキーなタンニンがバランスよくまとまり、ブルーベリーのような風味と涼しげな印象。長い余韻と上品なレベルのスパイシーな後味が特徴の、エレガントなスタイルの赤ワインです。」
●Coldstream Hills
元弁護士だったジェームス&スーザン・ハリデイ夫妻により1985年設立。メルボルン郊外にある標高差が大きく、丘陵の斜面に葡萄園があるヤラヴァレーに位置しています。 冷涼な気候は、平均気温がボルドーより涼しく、ブルゴーニュよりやや暖かめです。1996年、サウスコープワインズの所有となり(現在はフォスターズ・ワイ ン:オーストラリア最大のビール・メーカーの子会社)、創始者のジェームス・ハリデイは経営を離れ著名なワインライターとして活躍していますが、今でもジェームス・ハリデイは、アンドリュー・フレミングを中心としたワイン・メイキング・チームにコミットして、より高品質なワインを造り続けています。
チーフ・ワインメーカーのアンドリュー・フレミング氏。なんと13歳のときからワイン作りに携わり、フランス、アメリカ、オーストラリアでワイン醸造を学びました。ボルドー大学でワイン醸造学のディプロマも取得した努力家です。2001年から Coldstream Hills のチーフ・ワインメーカーとして数々の非常に名誉ある賞を獲得しています。
コールドストリーム・ヒルズのワインは、この地区のキャラクターやスタイルなどを強く反映しています。ヤラ・ヴァレーの北部と南部にある収穫量をコントロールした葡萄畑で厳選された全ての葡萄は手摘みで収穫され、醸造所に運ばれます。このワインは全房を使用する事も含め醸造等、様々な技術を駆使し造られています。フレンチオーク樽(30% 新樽)で9ヵ月間熟成されています。
オーストラリアの最大手航空会社、カンタス航空は、世界を飛び回る舌の肥えたVIPを満足させるため、オーストラリア全土から選りすぐったワインを機内で提供していますが、このワインはそのうちの筆頭でもあり、シドニー・東京間のビジネス・クラスでも、すぐに無くなってしまう人気ワインです。また、空港ファースト・クラス・ラウンジでも提供されています。

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