世界スパークリングワインコンクール 2016

1月 17th, 2017

世界のスパークリングワインの品評会である世界スパークリングワインコンクールが11月16~18日にディジョンで開催された。TOP10の14本(同点があり14本選出)のうち、9本をフランスのスパークリングワインが占めた。

今年で14回目を迎えたこの品評会は、フォーラム・ウノロジー協会が主催している。世界24ヶ国から送られたサンプル数は540点。フランス内外からの100名以上の審査員が審査にあたり、金賞34点、銀賞145点、計179点がメダルを受賞した。

<Top10>
最高得点を取得した10本(同点があり14本選出)は、フランス9本のほか、南アフリカ、ブラジル、スペイン、イタリア、ポルトガルと国際的に多彩な顔ぶれとなった。フランスの9本のうち、4本がシャンパーニュ、4本がクレマン(クレマン・ド・ブルゴーニュ2本、クレマン・ダルザスが2本)であった。クレマン・ダルザスのうち1本がロゼであったことは、ロゼのスパークリングワインの品質向上を示している。

<多彩な生産国>
フランスのすべてのスパークリングワイン産地が出品した。サンプル総数のうち、50%はフランスで、このうち、シャンパーニュとその他のスパークリングワインは、ほぼ半々であった。フランス以外では、イギリス、南アフリカ、チリ、スペイン、イタリア、ブラジル、ハンガリー、スイスの出品が多かった。

<多様な表情>
メトード・トラディショネルによるロゼや赤のスパークリング、メトード・アンセストラル、アロマティックな品種のものなど、多様なスパークリングワインが出品された。アルコール度の低いスパークリングワインも注目を集めた。

<国際的な受賞ワイン>
24カ国からの出品は、スパークリングワインの地理的な多様性を示している。今回は、イギリスからの審査員も加わった。イギリスは現在、1,200ha以上の畑を持ち、その大半がスパークリングワインの生産に向けられている。<ここまでSopexa Japon発行メールマガジンhttp://www.sopexa-japon.com/より引用>

最高得点を取得した10本(同点があり14本選出)は以下の通り
Top 10* Best Sparkling Wines from Effervescents du Monde 2016 Country Wine Winery

FRANCE Crémant d’Alsace Bestheim Grand Prestige Rosé 2014
Bestheim

FRANCE Champagne d’Armanville Brut
Chassenay d’Arce

FRANCE Crémant de Bourgogne Veuve Ambal – Grande Réserve Brut
Veuve Ambal

PORTUGAL Alentejo Doc Cartuxa Evora Reserva Bruto 2010
 Fundacao Eugenio de Almeida

FRANCE Champagne Pierre Moncuit Vieilles Vignes Nicole Moncuit Brut 2005
Champagne Pierre Moncuit

FRANCE Crémant de Bourgogne Levert Frères Blanc de Noir Brut 2014
Compagnie Vinicole de Bourgogne

ITALY Radegonda Spumante Rosato Brut 2015
Terre di San Venanzio Fortunato

FRANCE Champagne Bardoux Père et Fils Blanc de Blancs Brut – Premier Cru 2010
Champagne Bardoux Père et Fils

SPAIN Valencia Do Estrella de Murviedro Frizzante
Bodegas Murviedro

BRAZIL Ponto Nero Blanc de Blancs Brut
Domno do Brasil Industria e Comercio Bebidas

FRANCE Crémant d’Alsace Wolfberger Brut – GSJ 27-1
Wolfberger

FRANCE VMQ Brut Dargent Blanc de Blancs Chardonnay Brut 2015
La Maison du Vigneron

FRANCE Champagne Cordeuil Millésimé Brut 2011
Salima et Alain / Champagne Cordeuil

SOUTH AFRICA Boschendal Methode Cap Classique Chardonnay Pinot Noir Brut
DGB Ltd

2017年1月今月のワイン 企画「ワインと郷土料理でフランス一周(5)」<ボルドー地方VSブルゴーニュ地方>

1月 17th, 2017

(1) Crémant de Bourgogne Blanc de Blancs Brut N.V.
●生産地ブルゴーニュ地方
●格付 AOC Crémant de Bourgogne
●生産者 BERTHNET
●品種 シャルドネ80% アリゴテ20%

(2)Le G de Château Guiraud 2014
●生産地 ボルドー地方
●格付 AOC Bordeaux Blanc sec
●生産者 Château Guiraud
●品種  ソーヴィニヨン・ブラン70%/セミヨン 30%

(3)Bourgogne  Chardonnay 2013
●生産地ブルゴーニュ地方
●格付 AOC Bourgogne
●生産者 Mongeard-Mugneret
●品種 シャルドネ100%

(4)Château Mont-Pérat 2004
●生産地ボルドー地方アントゥル・ドゥ・メール地区
●格付 AOC Cadillac Côtes de Bordeaux
●生産者 Despagne
●品種  メルロ80 % カベルネ・フラン10 %
カべルネ・ソーヴィニヨン10 %

(5)BEAUNE-GREVES 1er Cru 2011
●生産地ブルゴーニュ地方コート・ド・ボーヌ地区
●格付 AOC BEAUNE 1er Cru
●生産者 Domaine Jaques Prieur
●品種 ピノ・ノワール100%

(6)Château TALBOT 2013
●生産地ボルドー地方オーメドック地区サン・ジュリアン村
●格付 AOC SAINT-JULIEN
●生産者 Château TALBOT
●品種 カベルネ・ソーヴィニョン66%、メルロ26%、プティ・ヴェルド5%、カベルネ・フラン3%

今月の一押し

(5)BEAUNE-GREVES 1er Cru 2011
●生産地ブルゴーニュ地方コート・ド・ボーヌ地区
●格付 AOC BEAUNE 1er Cru
●生産者 Domaine Jaques Prieur
●品種 ピノ・ノワール100%
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●コメント
紫がかった濃い目のルビー。粘性は中程度より高め。香りにはブラックチェリーやラズベリー、イチジク、クラッシュしたバラのドライフラワー、ハーブ、オリエンタルなスパイスのノート。加えてスモーキーなオーク、木材、なめし革、タバコ、茸、紅茶の葉、土、ミネラルのニュアンスが複雑性を与える。アタックはソフトでなめらか。果実味は凝縮度が高くジューシーさとスモーキーさが一体となる辛口で、穏やかな酸味が調和。全体に丸みを帯びており、重く残らない膨らみ豊かなボリューム感で満たされます。たっぷりとした旨みがあり鮮度はもちろん、高貴で落ち着いた印象がイメージとして強く残ります。ミディアムからフルボディで、アフターにはキメ細かでしなやかなタンニンと、果実とオークのフレーバーが持続しています。合わせるお料理は牛や鴨肉のロースト、牛肉の赤ワイン煮、まぐろのタルタルソース和えなどがおすすめ。手摘みで収穫後、100%除梗。木の開放式発酵槽でマセラシオン。1日1回のピジャージュ。樽熟成は1.5~2年。
●ドメーヌ・ジャック・プリウールDomaine Jaques Prieur
ジャック・プリウールは18世紀末にムルソーに設立されたブルゴーニュ屈指の名門ドメーヌの1つ。 コート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌのグラン・クリュ、プルミエ・クリュを中心とした21haの畑を所有し、モンラッシェ、シャンベルタン、ミュジニーなどグラン・クリュを中心に、25ものアペラシオンを手掛けています。造られるワインは、複雑なアロマをもった芳醇でセクシーなスタイル。柔らかなテイストで、いつ開けても美味しく楽しめる親しみやすい味わいが、多くのブルゴーニュファンを魅了しています。
プリウールは、ブルゴーニュの錚々たる優良畑を持ちながら、ドメーヌは長い間低迷を続けていました。1988年より、メルキュレのネゴシアン「アントナン・ロデ社」が共同経営にあたり、ビオロジックを取り入れたワイン造りを行い、ドメーヌの評価をここ10年の間で一気に取り戻しました。
こうして完全復活を遂げたジャック・プリウールですが、この功績は醸造を担当している女性醸造家ナディーヌ・ギュブラン女史の感性と実力によるものと言われています。 ナディーヌ女史はフランスのワイン雑誌 “レヴュー・ド・ヴァン・ド・フランス”で1997年に女性初のベスト・ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに輝いた実力者。ナディーヌ・ギュブラン女史が醸造チームに加わったことにより、ジャック・プリウールのワインは、テロワールの特徴を重視した、美しい色合いの素直で柔らかなテイストへシフトしています。
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栽培・醸造チームに共通するワイン造りの哲学は、「収量を落として最高に成熟した葡萄を使い、テロワールを反映したワインを造る」こと。 ナディーヌ女史は、「醸造家としては栽培から葡萄醸造まで全ての工程において、正確で丁寧に注意深く行うことが大切だが、私にとって一番大切なのは葡萄そのもの。如何に良い葡萄を手に入れるかがポイントであり、醸造そのものはクラシックで特に変わったことはありません」と語ります。
xx農業者向け 陰暦(Moon Calender)
2000年より、ジャック・プリウールのコート・ド・ボーヌの畑では、化学肥料や農薬を使用しないビオロジック(有機農法)が実施され、馬による耕作が行われています。 ナディーヌ女史は、化学肥料や農薬を使用しないのはもちろんのこと、最終的には農作業を月、惑星、星座の位置を記した「播種カレンダー」に基づいて行うビオディナミ(生命力学農法)への移行を目標としています。

今月のワイン 2016年12月ワイン会企画「ワインと郷土料理でフランス一周」(4)<ブルゴーニュ地方>

1月 17th, 2017

(1)Crémant de Bourgogne NV
●生産地 ブルゴーニュ地方
●格付 AOC Crémant de Bourgogne
●生産者 DM.Bruno Dangin
●品種  Pinot Noir 100%

(2)Bourgogne Chardonnay 2012
●生産地 ブルゴーニュ地方
●格付 AOC Bourgogne
●生産者 Louis Latour
●品種 Chardonnay 100%

(3)Saint-Aubin ”LES ARGILLES” 2013
●生産地 ブルゴーニュ地方コート・ド・ボーヌ地区サントーバン村
●格付 AOC Saint-Aubin
●生産者 Dom.Gilles Bouton & Fils
●品種 Chardonnay 100%

(4)Bourgogne Pinot Noir Vieilles Vignes 2013
●生産地 ブルゴーニュ地方
●格付 AOC Bourgogne
●生産者 Maison Roche de Bellene
●品種 Pinot Noir 100%
(5) Bourgogne RENOMMEE 1995
●生産地 ブルゴーニュ地方
●格付 AOC Bourgogne
●生産者 Remoissenet Pere & Fils
●品種 Pinot Noir 100%

(6)Chambolle-Musigny ”Les Nazoires”2014
●生産地 ブルゴーニュ地方
●格付 AOC Chambolle-Musigny
●生産者 Dom.Machard de Gramont
●品種 Pinot Noir 100%

今月の一押し

(6)Chambolle-Musigny
“Les Nazoires”2014
●生産地 ブルゴーニュ地方
●格付 AOC Chambolle-Musigny
●生産者 Dom.Machard de Gramont
●品種 Pinot Noir 100%
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●コメント
やや薄く、輝きのある色合いで、香りは初めやや控えめで、時間の経過と共に澄み渡ったキレイでナチュラルな果実香が少しずつ拡がってきます。繊細で透明感のある果実味、いつも通りのシルキーなタンニン、やや肉の薄いキレイな果実味しっかりとして穏やかな酸、そして豊富なミネラルが高い次元で調とにかく繊細で優雅な印象のワインに仕上がっています。元来はドメーヌのラインナップの中で、比較的早く飲み頃を迎えるワインですが、2014年に関しては他の銘柄ほどの開いたような果実味を持っていない為、他の銘柄の方が早く飲み頃となるでしょうが、このワインは数年待ってあげた方がよさそうです。醗酵はオーク樽で、熟成もオーク樽で15ヶ月(228リットル、新樽比率30パーセント)行います。サービス温度は16度がお勧めです。
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特級畑のクロ・ド・ヴージョに程近い、ヴージョ村との境界に位置する畑です。このアペラシオンのワインらしくパワフルではないものの、繊細で上品、そしてシルキーな口当たりを持つワインです。香りはフランボワーズを思わせる香りにほんの少しのスパイシーなニュアンスが複雑さを与えており、ほどほどのボディで、タンニンと果実味、上品な酸がバランスよくまとまっています。やはり飲み頃はまだ先ですが、大ぶりなグラスを使ってあげると、若い内にしか感じられないイキイキとした魅力を存分に味わう事が出来ます。
●Dom.Machard de Gramontマシャール・ド・グラモン
ニュイ・サン・ジョルジュの隣プレモー・プリセ(AOCはニュイ・サン・ジョルジュ)に本拠を置き、伝統的なワイン造りを頑なに守り続けているドメーヌで、生み出されるワインはブルゴーニュの一つの指標とも言われる素晴らしいワインです。スタイルとしては、パワフルさではなく果実味を重視したエレガントなタイプで、それぞれのアペラシオンの個性を十分に引き出しています。畑はブルゴーニュ全域にわたって所有しておりますが、中でもヴォーヌ・ロマネの“レ・ゴーディショ”はドメーヌのフラッグシップとしてカルトな人気を誇っています。
醸造家エマール・グラモンのワインの特徴は素晴らしい色、充分なボディとタンニン、果実味と芳醇さが非常に深いことです。瓶で10~15年はゆうに保つし、堅さがほぐれるのにしばしば数年かかることもある程です。普通は30-50%の新樽に16-18ヶ月寝かせます。グラモンは少なくとも21日間もの長期浸漬を行い、瓶詰の前に2-3度澱引きすることにしています。グラモンは発酵前に葡萄の房を低温浸漬するという今のブルゴーニュの流行にはしたがいません。 というのはこのやり方だと、ワインは若いうちの見かけは良いが、うまく熟成しないと考えるからだそうです。彼はまた破砕して発酵させるとき33-34度という比較的高い温度を選びます。 もちろんその結果、ワインは非常に芳醇かつボディがしっかりとした、タンニンが強くなります。
「グラモンのワインはどれをとっても良い出来だが、最上はいつもニュイ・サン・ジョルジュで、なかでもペリエール・ノブロ、レ・ヴァルロそしてレ・ダモドである。他に、素晴らしいサヴィニ・レ・ボーヌ・レ・ゲットとポマール・ル・クロ・ブランという別格の逸品もある。こういった全てを考え合わせると、グラモンはブルゴーニュの中で最も信頼に値する名前のひとつということができる。価格もその高品質にしては高くない。」<ロバート・パーカー著『 ブルゴーニュ 』>

2017年3月ワイン会募集開始 新ミニ企画「ワイン造りの村々を巡る―ボルド ーの5つの村」

1月 17th, 2017

【南青山Taniワイン会】3月のご案内です。
毎年、みなさまにご好評をいただいております企画「ワインでフランス一周」ですが、今シーズンはパワーアップして「ワインと郷土料理でフランス一周」として6回にわたり続けております。しかし、2月の「ロワール渓谷地方&ローヌ渓谷地方」特集をもちまして、このシリーズ企画は終了いたします。
続きましての企画は、これまで行ったことがないもの。フランスの銘醸地の村々を訪ねようということで、一回目の3月4日は、ミニ企画「ワイン造りの村々を巡る―ボルドーの5つの村」と題して、代表的なボルドーの5つの村を選んで、村々の比較をしてみよう、と思います。村が違うと味わいが違うのか、どうして違うのか、じっくりと追究します。

(ちなみに4月1日は、同様にブルゴーニュの村をめぐります。5月以降は未定)

■開催要領■
【南青山Taniワイン会】2017年3月 「ワイン造りの村々を巡る―ボルドーの5つの村」

日時:2017年3月4日(土)正午より。
場所:レストラン タニ
港区南青山3-2-6 モリヤサンライトビル2F
http://restaurant-tani.com/
会費:10,000円

混乱を避けるため、ご予約はお店ではなく、このメールアドレスでのみ受け付けております。
degustation(アットマーク)nifty.com
ご予約お待ちしております。

このワイン会は、事前振込み制です。お振込みのお願いは、1月末にお送りいたします。

ご注意  食材やワインの仕入れが終わりましてから、または当日のキャンセルにつきましては、ご返金できない場合がありますので、ご了承ください。

2017年2月ワイン会募集開始 企画「ワインと郷土料理でフランス一周」(6)ロワール峡谷地方とローヌ峡谷地方

1月 17th, 2017

毎年、みなさまにご好評をいただいております企画「ワインでフランス一周」ですが、今年はパワーアップして登場。題して「ワインと郷土料理でフランス一周」です。
ワインと言うのは元々は土着の飲み物。飲みごろに、その土地の気候のもとで、その土地のお料理とともに頂くのが一番です。今年はそれに少しでも近づけようと、谷シェフにご努力頂き銘醸地それぞれの郷土料理をワインに合わせて、お出ししております。

さて2月はこの「ワインと郷土料理でフランス一周」企画の最終回、<ロワール峡谷地方とローヌ峡谷地方>と題して、フランスで一番長い河川であるロワール河流域の数多くの種類があるワインたち、そして、ブルゴーニュ地方やアルプスを水源とし、地中海にそそぎこむローヌ河流域の南の香りいっぱいのワインを同時に比較いたします。あなたは、北と南のワインをかぎ分けることができるでしょうか。

■開催要領■
【南青山Taniワイン会】2017年2月「ワインと郷土料理でフランス一周(6)ロワール峡谷地方とローヌ峡谷地方」

日時:2017年2月4日(土)正午より。
場所:レストラン タニ
港区南青山3-2-6モリヤサンライトビル2F
http://restaurant-tani.com/
会費:10,000円

混乱を避けるため、ご予約はお店ではなく、以下のメールアドレスでのみ受け付けております。
degustation(アットマーク)nifty.com

1月15日段階で残席2名様だけとなりました。

ご予約お待ちしております。

ご注意  食材やワインの仕入れが終わりましてから、または当日のキャンセルにつきましては、ご返金できない場合がありますので、ご了承ください。

2017年1月ワイン会募集開始 企画「ワインと郷土料理でフランス一周」<ボルドー地方VSブルゴーニュ地方>

11月 6th, 2016

毎年、みなさまにご好評をいただいております企画「ワインでフランス一周」ですが、今年はパワーアップして登場。題して「ワインと郷土料理でフランス一周」です。
ワインと言うのは元々は土着の飲み物。飲みごろに、その土地の気候のもとで、その土地のお料理とともに頂くのが一番です。今年はそれに少しでも近づけようと、谷シェフにご努力頂き銘醸地それぞれの郷土料理をワインに合わせて、お出ししております。

さて来年1月は、お正月スペシャルで、
「ワインと郷土料理でフランス一周」<ボルドー地方VSブルゴーニュ地方>と題して、フランスの、いや世界の二大ワイン銘醸地のワインと郷土料理を取り上げます。
勿論ワインは両方の地方のいいとこどり。
会費は少しお高めになりますが、良いワインが並び、また
12月に引き続き、お年玉プレゼント争奪ジャンケン大会も開催いたします。
なお、仕入れの都合などで、1月は第一土曜日ではなく、第二土曜日の1月14日の開催となりますので、お気を付け下さい。

■開催要領■
【南青山Taniワイン会】2017年1月
「ワインと郷土料理でフランス一周
(4)ボルドー地方VSブルゴーニュ
地方」

日時:2017年1月14日(土)
正午より。
場所:レストラン タニ
港区南青山3-2-6
モリヤサンライトビル2F
http://restaurant-tani.com/

会費:10,500円

ご予約お待ちしております。

ご注意  食材やワインの仕入れが終わりましてから、または当日のキャンセルにつきましては、ご返金できない場合がありますので、ご了承ください。

今月のワイン 2016年11月「ワインと郷土料理でフランス一周(3)「アルザス地方」

11月 6th, 2016

(1) Crémant d’Alsace Brut
Cuvée Manekineko NV
●生産地フランス アルザス地方Katzenthal村
●格付 Crémant d’Alsace
●生産者 Domaine Clément Klur
●品種 ピノ・ブラン60%、ピノ・オーセロワ40%

(2)Gentil “HUGEL”2014
●生産地フランス アルザス地方
●格付 AOC Alsace
●生産者 Famille Hugel
●品種 シルヴァーナー&ピノ・ブラン 40%、
ピノ・グリ 24%、ゲヴェルツトラミネー 19%、
リースリング 15%、ミュスカ2%

(3)Riesling 2013
●生産地フランス アルザス地方
●格付 AOC Alsace
●生産者 Domaine F.E.Trimbach
●品種 リースリング100%

(4)Riesling Grand Cru Kitterlé 2012
●生産地フランス アルザス地方
●格付 AOC Alsace Grand Cru
●生産者 Domaines Schlunberger
●品種 リースリング100%

(5)Pinot Noir Classic 2012
●生産地フランス アルザス地方
●格付 AOC Alsace
●生産者 Famille Hugel
●品種 ピノ・ノワール 100%

(6)Gewürztraminer Vendanges Tardives 2007
●生産地フランス アルザス地方
●格付 AOC Alsace
●生産者 Domaine Trimbach
●品種 ゲヴュルツトラミネール 100%

今月の一押し

(6)Gewürztraminer Vendanges Tardives 2007

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●生産地フランス アルザス地方
●格付 AOC Alsace
●生産者 Domaine Trimbach
●品種 ゲヴュルツトラミネール 100%

●コメント
リッチでフィネスに優れた残糖70g/Lの最高の果実味と優れた酸を持つ<ヴァンダンジュ・タルディブVendanges Tardives>。
色は、光沢のある淡い黄色。粘性は中程度。
香りは、豊かでフルーティーな、ゲヴュルツトラミネールらしい、ライチの香り。
飲むと、芳醇な果実味が一気に口の中に広がります。飲み進めると、心地よい苦みが表れ、甘くフルーティな中に、ややスパイシーさも感じられます。
焼き林檎やマカロン、花、白桃のコンポート、オレンジのキャンディ、ライチにアーモンドのニュアンス。他のゲヴュルツトラミネールに時折見られるような残糖感はなく、その点は、トリンバックによる造りの良さが感じられます。
●ドメーヌ・トリンバックDomaine F.E. TRIMBACH
400年近い長い歴史を持つトリンバック社はアルザスを代表するワイナリーの一つで、現在は11代目、12代目、13代目のファミリーメンバーがそのワイン造りの伝統と名声を守り続けています。
現ワインメーカーであるピエール・トリンバック氏(12代目)は、2006年「デカンター誌」にて「世界のトップ10白ワインメーカー」の一人に選ばれるほどの高い評価を獲得しています。同社のワインは、デザート・ワインを除いてすべてが辛口で、マロラクティック発酵や樽熟成をしないなど、そのクリーンでピュアなバランスの良い味わいが特徴となっています。
●Gewürztraminer
<Traminer(トラミナー)>という葡萄が北部イタリアから運ばれアルザスで栽培が始まったのが1511年頃です。Gewürzとは、ドイツ語でスパイスつまり香辛料の意味で、ライチの香り、グレープフルーツまたは藤色のバラの香りとも表現される非常に強いアロマに由来します。Traminerは、イタリアアルプス、南チロル地方の村Tramin(現在もイタリアのトレンティーノ・アルト・アディージェ州に人口約3200人の村として存在する)に由来し、現在も南チロルの一部では栽培が続けられています。これが近世になってから、ドイツのファルツ地方を経由して、フランスのアルザスやジュラに持ち込まれたとされています。1870年頃に最初のクローン選別が行われ、それ以来「スパイシーなトラミナー」という意味の<ゲヴュルツトラミネール>と呼ばれるようになり、華やかな芳香を持ったワインが造られます。現在この品種を最も多く栽培し、世界的に知られているのがフランスのアルザス地方です。非常に強い、しかし上品なアロマをその特徴とするこのワインは、リースリング、ピノ・グリとともに、アルザスを代表する高級ワインとなっています。通常は引き締まった辛口に仕立てられます。ドメーヌ・トリンバックでは、樹齢の古い葡萄を使用。ステンレスタンクにて20度で約15日間発酵 樽熟成は行わずに瓶詰めし、数年ほど十分熟成させてから出荷します。
一方、このワインの様に、葡萄を遅摘みにしたり(vendanges tardives)、または、貴腐化した葡萄を手摘みする(sélections de grains nobles)ことにより、極甘口の高級デザート・ワインを造ります。
●ヴァンダンジュ・タルディブVendanges Tardives
「Vendanges Tardives」とは「Vendanges 葡萄の収穫、Tardives遅い=遅摘み」という意味で、葡萄を遅く摘むことで糖度が高い葡萄を収穫することができ、その結果葡萄の糖分がワインに残り、甘く感じるワインを造る事です。<ヴァンダンジュ・タルディブ>は気候条件が完璧にそろったときにのみ生産が可能になります。ドメーヌ・トリンバックでは、ミュエルフォルストとトロッタケールというリュー・ディ(小区画)で栽培された、平均樹齢40年という古木の葡萄から造ります。1haあたりの収量はわずか25hlです。デザート・ワインとして使われる極甘口ワインの造り方には、Vendanges Tardivesの他に、セミヨン種などの貴腐葡萄Pourriture noble sur du sémillon、ドイツ、カナダでのアイスヴァイン製法Eisweinなどがあります。

ワインと郷土料理でフランス一周 始まっています

10月 10th, 2016

毎年、みなさまにご好評をいただいております企画「ワインでフランス一周」ですが、今年はパワーアップして登場。題して「ワインと郷土料理でフランス一周」です。
ワインと言うのは元々は土着の飲み物。飲みごろに、その土地の気候のもとで、その土地のお料理とともに頂くのが一番です。今年はそれに少しでも近づけようと、谷シェフにご努力頂き銘醸地それぞれの郷土料理をワインに合わせて、お出ししております。例えば第二回の「ボルドー地方」では、フォアグラのテリーヌ、蝦夷鹿肉のボードレイ・ソース(写真)などをお出しいたしました。第一回の地中海の銘醸地の際は、勿論ブイヤベース。私は、ワイン昼食会の最中は、お食事は頂きませんが、みなさんが召し上がっているお料理の香りだけでも、ワインとの相性を確かめることが出来ました。
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このシリーズ企画「ワインと郷土料理でフランス一周」のラインナップは、
11月 アルザス地方 終了いたしました
12月 ブルゴーニュ地方 募集中です 残席僅か
1月  ボルドー地方vsブルゴーニュ地方 募集開始しております
2月  ロワール河渓谷とローヌ河渓谷  12月初旬募集開始
と続きます。

12月は、担当ソムリエの自宅セラーを再度漁りながら、良いワインをお出ししようと思っています。さらに、年末恒例のクリスマス・プレゼント争奪、総当たりジャンケン大会も行います。お楽しみに。
ご予約、ご質問などは、メール・アドレスdegustation(アットマーク)nifty.com宛てお願い致します。
(アットマーク)には@を入れてください。

今月のワイン 2016年10月「ワインと郷土料理でフランス一周(2)ボルドー地方」

10月 8th, 2016

(1) Lateyron Crémant de Bordeaux Brut N.V.
●生産地 ボルドー地方アントル・ドゥ・メール地区
●格付け  AOC  Crémant de Bordeaux
●生産者 Lateyron
●品種 セミヨン85%カベルネ・フラン8%
カベルネ・ソーヴィニヨン7%

(2) Castelnau de Suduiraut 2009
●生産地 ボルドー地方ソーテルヌ地区
●格付け  AOC  Sauternes
●生産者 Château Suduiraut
●品種 セミヨン90% ソーヴィニョン・ブラン10%

(3) Ch.Graville-Lacoste Blanc 2015
●生産地 ボルドー地方ソーテルヌ地区バルザック村
●格付け  AOC  Graves
●生産者 Château Roumieu Lacoste
●品種 セミヨン70% ソーヴォニョン・ブラ25%
ミュスカデル5%

(4) Château Franc Petit Figeac 2012
●生産地 ボルドー地方サンテミリオン村
●格付け  AOC  Saint-Ėmilion
●生産者 Château Franc Petit Figeac
●品種 メルロ90% カベルネ・フラン10%

(5)Château Beaumont 2013
●生産地 ボルドー地方オー・メドック地区
●格付  AOC Haut-Medoc  Cru Bourgeois
●生産者 Château Beaumont
●品種  カベルネ・ソーヴィニョン54%
メルロ42% プティ・ベルドー 4%

(6) Les Fief de Lagrange 2008
●生産地 オー・メドック地区サン・ジュリアン村
●格付け  AOC Saint Julien
●生産者  Château Lagrange
●品種 カベルネ・ソーヴィニヨン 60%、
メルロ 31%、プティ・ヴェルド 9%

今月の一押し

(2) Castelnau de Suduiraut 2009
●生産地 ボルドー地方ソーテルヌ地区
●格付け  AOC  Sauternes
●生産者 Château Suduiraut
●品種 セミヨン90% ソーヴィニョン・ブラン10%
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●コメント
ソーテルヌ第1級CHスデュイローのセカンド。巧妙な調和が生みだす独自の世界観が楽しめます。ゴージャスなまでにリッチで、ふくよかな、凝縮感のあるワインと言えます。濃くしっかりとした黄金色。グラスを傾けると、オレンジ、モモ、洋梨、リンゴなどの果実の香りが押し寄せてきます。また、強烈な、スパイシーなノーズはほとんど焦げた桃と混ざり合ったブラウンバター、アーモンドペースト、カラメルを思わせます。味わいは、極めてフルボディで、厚みがあり、とろけるような極甘で、蜂蜜やリンゴ、レモンのニュアンスがあふれています。
▼ミレジム2009へのコメント  「この2009年は、間違いなくこのシャトー創立以来最良のワインと言えます。マルメロ、蜂蜜、桃そして最上級のバターの香りが心をつかんで離しません。空気に交じると、黄色い花の香りが経ってきて得も言われぬニュアンスを感じます。味わいは非常に端正な酸味と押し寄せるほどの、尚且つ上品な甘味が完全なるバランスを取っていると言えるでしょう。フィニッシュは、このたくさんの素晴らしい酸味に裏打ちされた貴腐ワイン独特の新鮮な蜂蜜、マルロメ、オレンジなどであふれます。このワインは、抵抗できないほどの完全さと平静さの完璧なニュアンスを持っていると言えます。」(Neal Martin “Wine Advocate” Feb 2012)
●シャトー・スデュイロー Château Suduiraut
16世紀まで、この土地はアラール家~d’Allardが所有しており「ドメーヌ・ダラール」と呼ばれていました。 1580年、ニコラ・ダラール嬢~Nicole d’Allardが、レオナール・ド・スデュイロー~Leonard de Suduirautと結婚し、持参金としてスデュイローにもたらされます。現在の館は、レオナールの孫であるブレーゼ・ド・スデュイロー~Blaise de Suduirautによって1670年頃に建てられたようです。
その後、シャトーは彼の娘であったマリー・アンヌ~Marie Anneが引き継ぎ、1747年に彼女の甥のジョセフ・デュロワ~Joseph du Roy、彼の死後はジャン・デュロワ~Jean du Royが相続しますが、同人に相続人がいなかったため1780年に執事であったルイ・ギヨーム・デュロワ~Louis Guillaume du Roy が棚ボタで取得します。この執事はやり手であったようで、シャトーに隣接するカステルノー~Castelnauの畑を取得し、現在のセカンド、カステルノー・ド・スデュイロー(本日のワイン)の由来ともなっています。 1940年にレオポルド・フランソワ・フォンケルニー~Leopold Francois Fonquernieに売却されます。レオポルドの死亡により彼の娘から1992年、アクサ保険の子会社であるアクサ・ミレジムが購入します。
ソーテルヌ地区で最も知名度の高いシャトー・ディケム(ただ1つの特級シャトー)に次いで、高い評価を受けているのがシャトー・スデュイローです。1992年、アクサ・グループに買収されてから、より一層、潜在能力が引き出され品質を上げてきています。その畑はディケムと隣接しており、広大で美しいシャトーには、ベルサイユ宮殿の庭園と同じ設計者の手によるフランス庭園との事。200ヘクタールの広大な面積のうち90ヘクタールを葡萄畑として所有しています。そこでは平均樹齢25年を超えるセミヨン(90%)、ソーヴィニヨン・ブラン(10%)が栽培されており、周りは森林で囲まれている為、貴腐の発生に理想的な環境ではありますが必ずしも貴腐に覆われるとは限らないので生産量は非常に限られています。生産されるワインはとても濃厚でクリーンな香りを持っており、複雑で凝縮感があり、絹のように滑らかな舌触りをしています。
ファーストのシャトー・スデュイローはオークの樽で24か月 (新樽30%)で熟成していますが、セカンドのカステルノー・ド・スデュイローは2年使用したオークの樽で10~12か月の熟成期間の為、よりフレッシュ感のあるソーテルヌに仕上がっています。

今月のワイン 2016年9月「ワインと郷土料理でフランス一周(1)地中海沿岸」

10月 8th, 2016

(1) Ch. de Vingtoneres Rosé 2014
●生産地 プロヴァンス地方
●格付け  AOC  Cotes de Provence
●生産者 Domaine Patrice Moreux
●品種サンソー50%グルナッシュ40%シラー10%

(2) Vinus Chardonnay 2015
●生産地 ラングドック地方
●格付け  Vins de Pays D’Oc
●生産者 Domaine Mas
●品種  シャルドネ100%

(3)Bourgogne Chardonnay 2011
●生産地 ブルゴーニュ地方
●格付け AOC Bourgogne
●生産者 Dm. Michel Picard
●品種 Chardonnay 100%

(4)CASSIS 2015
●生産地 プロヴァンス地方
●格付け AOC Casis
●生産者 Domaine du Bagnol
●品種 マルサンヌ30% クレレット30% ソーヴィニヨン・ブラン30%他

(5)La 50/50 2012
●生産地 ラングドック地方ミネルヴォア地区
●格付け Vin de Table
●生産者 Dm. Anne Gros &J.P.Tallot
●品種 カリニャン、サンソー、グルナッシュ

(6)Château Montus 2011
●生産地 南西地方メディ・ピレネ地区マディラン村
●格付け AOC
●生産者 Domaine Alain Brumont
●品種 タナ80%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%

今月の一押し

(3)Bourgogne Chardonnay 2011
●生産地 ブルゴーニュ地方
●格付け AOC Bourgogne
●生産者 Dm. Michel Picard
●品種 Chardonnay 100%
9gastu
●コメント
フレッシュ感と綺麗な酸味で飲み飽きない美味しさが楽しめます。柑橘系やリンゴのような豊かな果実味と、控えめな樽香が見事にバランス。 適度なコクが楽しめ、爽やかな酸味がすがすがしい上品なシャルドネの滑らかな喉越しのワインです。
コート・ド・ボーヌ(20%)とシャロネーズ(50%)とヨンヌ(シャブリ)地区(30%)のシャルドネ種を収穫後ステンレスタンクで発酵させ、小樽(228リットル)で8ヶ月熟成。
良く冷やしてアペリティフに、シーフード、甲殻類、白身魚のムニエル、お寿司などに合わせて。
●Domaine Michel Picard
ミッシェル・ピカールはフランス・ブルゴーニュのドメーヌ所有者として、またネゴシアン・エレヴェール(葡萄やワインを買って育てる酒商)として第一級の評価を受けるメーカーです。
コート・ド・ボーヌのシャトー・ド・シャサーニュ・モンラッシェに本拠を置き、ブルゴーニュ各地に合計135haの自社葡萄園を所有する生産者であり、ドメーヌしての規模はブルゴーニュのベスト3に数えられます。 取り扱い内容はブルゴーニュ全体に及び、ミッシェル・ピカールの商標でフランス国内は元より世界の市場に送り出しています。また、オスピス・ド・ボーヌの最大手落札者としても有名です。
●シャトー・ド・シャサーニュ・モンラッシェ
シャサーニュ・モンラッシェ村の入口にあるこのシャトーは、14世紀からの歴史あるものですが、現在は大手ネゴシアンとして知られるミシェル・ピカールの本拠地となっています。ミシェル・ピカールは、コート・ド・ボーヌとコート・シャロネーズに135ヘクタールの畑を持ち、6つのワイナリーを営んでいます。シャトー・ド・シャサーニュ・モンラッシェはそのひとつで、クオリティ志向のワイン造りを進めるミシェル・ピカールのフラッグシップ・ワイナリーの位置付けとなっています。どんなことでも新しい試みには、それなりの資金が必要になるものですが、ワインの世界でも、常に資金力のあるところが参入して、新陳代謝が行われてきました。そういう意味では、こうしたネゴシアン大手が、トップエンドのワイン造りを行うために投資するのは歓迎すべきことに違いないでしょう。いずれ、シャサーニュ・モンラッシェの代表的な生産者となりますと思われます。
●シャサーニュ・モンラッシェ
Côte de Beaune 地区の南にある Chassagne-
Montrachet は、辛口白ワインのなかで揺るぎない立場を Puligny-Montrachet と分かち合っています。中でもモンラッシェ畑は神格化されています。素晴らしい畑が、広く美しい斜面にブルゴーニュを代表する2大品種の Pinot Noir と Chardonnay が terroirs の複雑性を考慮され並んでいて、その真価を発揮しています。大理石の大きな石切り場があり、パリのトロカデロ、最近ではルーヴルのピラミッドに、ここのピンクとベージュの大理石が使われました。AOC の認定は1937年。標高 220~325mの斜面に広があります テロワールterroirs は頂上から、ローラシアンの絶壁、ジュラ紀カロビアンの急斜面、アルゴヴィアン泥灰土、ジュラ紀バトニアンの石灰質などと複雑な様相を呈しています。 Climatsによって、ジュラ紀地層の石灰質、砂利質、泥灰質、より砂質と多様です。